カジノのハウスエッジとは?主要ゲームの控除率を初心者向けにわかりやすく解説
カジノのゲームには、それぞれ「ハウスエッジ」と呼ばれる“カジノ側が有利になる仕組み”があります。
これはカジノ経営の根幹であり、ディーラーを目指す方にとっても知識として欠かせません。
本記事では、初心者の方でも理解しやすいよう
ハウスエッジ・控除率・テラ銭の違いを整理しながら、
代表的なゲームの数値を紹介します。
嘘や曖昧な情報は避け、基本的に一般的な数値の範囲内でまとめています。
ハウスエッジ・控除率・テラ銭の違い
ハウスエッジ・控除率・テラ銭は同じものとして使われることが多いですが、厳密には違いがあります。
まずは3つの言葉の関係を簡潔に整理します。
ハウスエッジとは?(カジノの正式用語)
ハウスエッジとは
「カジノ側が長期的に得られる利益の割合」
のことです。
カジノゲーム(ルーレット、バカラ、ブラックジャックなど)では
このハウスエッジを基準にイメージするのが一般的です。
控除率とは?(公営ギャンブルで使われる用語)
控除率は、
「賭け金のうち、運営側が差し引く割合」
を指します。
競馬・競輪・ボートレースなど、公営競技で公式に使用される言葉です。
テラ銭とは?(日本語の俗語)
テラ銭は、
「胴元の取り分」
を表す日本語の俗語です。
競馬やカジノの説明で使われることがありますが、
厳密な定義ではなく、広義の言葉です。
簡単にまとめると
| 用語 | 主な対象 | 意味 |
|---|---|---|
| ハウスエッジ | カジノゲーム | ゲーム設計上のカジノ側の優位性 |
| 控除率 | 公営ギャンブル全般 | 賭け金から運営側が取る割合 |
| テラ銭 | 日本語の広義表現 | 胴元が取る部分の俗語 |
本来はカジノでは「ハウスエッジ」を使い、
競馬などでは「控除率」が基本用語と考えてください。
カジノゲームのハウスエッジ
ここからは、主要なカジノゲームのハウスエッジを紹介します。
一般的に知られている数値で、カジノごとに若干変動する場合があります。
ルーレット
| 種類 | ハウスエッジ(目安) |
|---|---|
| アメリカンルーレット(00入り) | 約5.2% |
| ヨーロピアンルーレット(0のみ) | 約2.7% |
なぜその数字なのか?
ヨーロピアンルーレットのハウスエッジが2.7%なのは、
“0”というプレイヤーにとって不利なマスが1つだけ追加されているためです。
数字は全部で37個ありますが、配当は36個を前提に計算されています。
そのためプレイヤーは長期的に100ドル賭けると約2.7ドル失い、
これがカジノの利益=ハウスエッジ2.7%となります。
アメリカンは“00”があるため、カジノ側の優位が高くなります。
ブラックジャック
- 1〜3% 程度
(プレイヤーが基本戦略を用いない場合)
基本戦略を正確に使えば1%以下に下がることもあります。
バカラ
| ベット種 | ハウスエッジ(目安) |
|---|---|
| バンカー | 約1.06% |
| プレイヤー | 約1.24% |
| タイ(引き分け) | 約14% 前後 |
「タイ」は魅力的に見えてもハウスエッジが非常に高いため、
初心者が触らない方が良い賭けです。
ポーカー
ポーカーはプレイヤー同士の勝負なので、
ハウスエッジというより、カジノは「レーク(手数料)」で収益を上げます。
- 一般的なレーク:5〜10% 程度(ポットから徴収)
カジノ側が常に勝つ形式ではないため、
厳密な「ハウスエッジ」は存在しません。
クラップス
- Pass Line ベット:約1.4%
クラップスはプレイヤーに有利な選択肢が多いゲームです。
大小(Sic Bo)
大小は賭けの種類が多いため、ハウスエッジに幅があります。
- 2.78% ~ 約30%
特に三つ揃い(トリプル)などはハウスエッジが非常に高いです。
丁半
日本の丁半賭博のイメージに近いですが、
海外の「Even/Odd」ベットと同等と考えると
- 約5% 程度
(カジノによっては異なる)
スロットマシン
- 約3〜15%
(返還率:85〜97%)
機種や設定によって大きく変わり、
最もハウスエッジの幅が広いゲームです。
カジノハウスの利益の大きな部分といわれています。
公営ギャンブルなどの控除率
カジノとは異なり、日本の公営ギャンブルは「控除率」が公式に決まっています。
一般的に、公営ギャンブルは控除率が高いのが特徴です。
以下は代表的な目安です。
◆ 主な公営ギャンブルの控除率(プレイヤーに戻らない割合)
| 種類 | 控除率(目安) |
|---|---|
| 競馬 | 約 25% |
| 競輪 | 約 25% |
| ボートレース(競艇) | 約 25% |
| オートレース | 約 30% |
| TOTO(スポーツくじ) | 約 50%(競技ごとに変動) |
| 宝くじ(ジャンボ) | 約 55%(還元率約45%) |
宝くじは最も控除率が高く、
一般に「ギャンブルの中で最も期待値が低い」といわれます。
◆ 公営ギャンブルの控除率が高い理由
公共ギャンブルは、
- 運営費
- スタジアム等の設備維持費
- 宣伝費
- 組織運営(自治体や団体)
- 税金・公益事業への拠出金
など、さまざまな負担を抱えています。
そのため、カジノゲームと比べ
控除率が高く設定されているのが特徴です。
一方、カジノはゲーム運営の効率性が高いため、
公営ギャンブルより控除率(ハウスエッジ)が比較的低くなります。
4. まとめ
カジノゲームには、
ハウスエッジという“数学的なカジノの優位性”があります。
公営ギャンブルでは
控除率という形で胴元の取り分が決まっており、
宝くじなどはその比率が非常に高くなります。
簡単にまとめると、
- ハウスエッジ=カジノの利益割合
- 控除率=公営ギャンブルの運営取り分
- テラ銭=胴元の取り分の俗称
- カジノゲームのハウスエッジはゲームごとに異なる
- 公営ギャンブルは総じて控除率が高い
カジノディーラーを目指す方にとって、
「胴元がどのように利益を得るのか」を理解しておくことは重要です。
接客やゲーム進行の背景として、
こうした“数学的な仕組み”を知っておくと、仕事への理解がより深まります。

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